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PSYCHO-PASS ASYLUM 2 感想

PSYCHO-PASS ASYLUM 2 (ハヤカワ文庫JA)

 常守朱監視官が指揮する公安局刑事課一係。
六合塚弥生執行官と恋人の分析官・唐之杜志恩は、
未成年妊婦を拉致しては出産後に惨殺する謎の集団〈箱舟〉を追うが、やがて弥生は意外な人物と再会する――
TVアニメ一期後の事件を描く「About a Girl」、若き監視官の宜野座伸元がアニマルセラピストによる〈動物の再導入〉事件を追う書き下ろしの「別離」。
全2篇収録の『PSYCHO-PASS サイコパス』スピンオフノベライズ第2弾

 

とりあえず言える事は、1巻に比べて2巻はかなり面白いと言う事です。

正直特に文句も見当たらない。面白いとしか思えなかった。1巻の時にあったアニメキャライメージとの乖離は感じる事なく、素直に感情移入して読み進める事が出来たし、何よりストーリーが面白かった。

 

それでも敢えて不満を述べるとすれば、1巻の時に感じた説明のくどさが相変わらずだったところと、展開の単調さだろうか。意識しているのかも知れないが、アニメと似たような展開が多々あるし、弥生志恩編終盤などはもっとシンプルに纏められなかったのかと思った。

後は、縢の最後と同様に、まとめに入ると途端に作者の気持ちが入って来て不快感を覚える。これは前半ではあまり感じなかったが、宜野座のまとめはひどかった。

 

とは言え、宜野座の話はかなり好きだ。元々宜野座のキャラが好きなのもあるが、内容も動物関係で余計に感情移入してしまった。

それに終盤での宜野座の台詞はかなりイイ。一見冷静そうに見えて激情家な彼の性格がよく現れていたと思う。

 

しかし、あとがきが気持ち悪い作家だなぁ 

 

 

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