ゆる読

ゆるく読書感想を綴るブログ

タガタメ 堕ちた太陽【エクストラ】

1月半ばに始めた新人ですが、堕ちた太陽の攻略に関して検索してもクダンで倒すとかオーティマ杖ありとか、新規にはどうしようもなかったり、かと言ってマルチバトルはソロ出来ない人が大半なようで、脳死のテンプレ編成しか許されずそもそもバトルが始まらないというひどい有様。

なので、メモ代わりに自分の攻略法載せておきます。

f:id:hikarinokasa:20170207174935p:plain

堕ちた太陽で最も厄介なのはワギナオの回避率なのでオーティマの胡蝶夢はほぼ必須です。代用出来る物があるならそれでもおk。

後は、メインウェポンのカノンをワギナオの元まで連れて行くだけです。

カノンのマスターアビリティ、ミラクルカノンスラッシュはリーダーとフレンドの光50%アップを乗せればワギナオを一撃で葬り去る事が出来ます。

ジョブマスターもロードナイツのみでいけます。

アスワドは胡蝶夢のつなぎで使います。暗殺刃・眠です。

1ターン目

f:id:hikarinokasa:20170208001417p:plain

特に言うことはなく、このまま動かせば問題ないと思います。これ以上画面下の面々を前進させると崩壊します。

 

2ターン目

f:id:hikarinokasa:20170208001622p:plain

オーティマは前進してワギナオを眠らせています。全員生存を狙うならば、ここでは眠らせずにギリギリの位置で待機して回避のアビリティなどを使ってしのぎますが、はっきり言って運ゲーです。一度は成功出来ましたが、二度とやりたくないです。

 

3ターン目

f:id:hikarinokasa:20170208001430p:plain

オーティマが死んだ!この人でなし!

フレンドとリーダーのザインは何もしていません。突っ立ってるだけです。置物です。

アスワドはこの位置まで前進して暗殺刃・眠を撃ってます。

 

4ターン目

f:id:hikarinokasa:20170208001440p:plain

 

みらくるかのんすらっしゅ!

【R18】イブニクル 感想

イブニクル[アダルト]

 

 

体験版の時点で面白そうだと思っていたけど、予想していたより面白かった。

全7章構成で、序盤中盤まではフィールドマップの探索やら、戦闘やらで楽しめるし、終盤はシナリオが一気にセカイ系にまで広がるので最後まで飽きる事なく楽しめる事が出来た。

逆に言えば、探索やら戦闘やらは終盤はさすがに飽き気味。とは言え、やっぱりキャラがすごく立ってるのでいつまでもこの世界で冒険していたいと思わせる力は感じた。

f:id:hikarinokasa:20150430185744p:plain

内容はRPGですが、ストレスフリーで作られているらしく難易度はかなり優しい作りになってます。ダンジョンもそこまで広くなく、とりあえずマップ埋めていくかって気分でさくさく進めた。レベリングとかの必要も全くないですね。

経験値1.5倍の敵もちょうど良い位置に配置されているので、それに触れながら進んでいくとより快適に進めるかも知れない。

f:id:hikarinokasa:20150430190032p:plain

ってハニーは言ってますけど、主人公が結構良い奴なのでキャラに不快感を抱く事もおそらくないです。鬼畜要素のないランスみたいな。とことんストレスフリーに作られたって感じですかね。

それでも、会話は面白いし、キャラもすごく可愛い。

世界観もランスの世界観を彷彿とさせるものが多く、シリーズプレイ済みの人はすんなり入る事が出来ると思う。

 

終盤に明かされていく世界のシステムみたいなのは、正直まーたこういう話か、と思わないでもなかったけど、悪くはなかった。

結局は管理社会ものって感じかな。賛否あると思うけど、最後にクゥが言っていた主人公は戒律であって、ルールを守って、ルールのある世界ならすごい力を発揮できるっていう件はすごく納得出来た。

日本人らしい主人公っていうのかな。ただ、続編を作る為にああいうエンディングにしたのか、それともあれできちんと〆たと考えられているのかは分からないけど、この作品だけで見ると、エンディングはちょっと残念だったかな。

正直終盤も主人公が流されがちで、嫁に諭されるって場面多かったから、ちょっと面白さが薄れた感じはあった。

なんだろうか、終盤だけ製作者の意思が見えてしまった感じがしてどうにも。世界観に入り込んでいる身としては、水を刺されたと思わなくもない。

 

と言っても、フィールドは全部埋めようと思ったし、百景とか大怪獣とか全部倒そうと思うくらいには面白かった。

大怪獣とかは、正直ストーリー上の敵がすごく弱く感じてしまうから、倒して進むのは良いのか悪いのか分からないところではある。

アシュバルとかこの世界に俺を満足させるやつ云々言ってたけど、大怪獣と戦っとけよと思わず思った。あのアシュバルの強さじゃちょっと・・・

そんな感じでストーリー上の敵があまり強く感じなくなって、蛇紋に味方した理由みたいなのが薄れるのはちょっと残念ではあった。

ヤラセの能力は正直面白かったから全然よかったけど、アシュバルはちょっとなぁ

f:id:hikarinokasa:20150430191241p:plain

ストレスフリーと同時に、飽きを解消させる要素が結構あってよかった。リッシュとか可愛すぎてびっくりした。グリグラに関しては初期絵がかなり可愛かったので、ユランさん装備どうかと思ったけど、見飽きてきた頃に来るっていうのがユーザーにとってはありがたい。

 

しかし、何と言ってもこの作品の魅力はキャラかな。みんなエロエロで純粋に面白かった。アリスソフトなんでサブキャラはちょっと酷い目にあったりするけど、個人的にはそこまで気にならなかったかな。主人公の性格が救いになってるのも良かった。

f:id:hikarinokasa:20150430191548p:plain

f:id:hikarinokasa:20150430191601p:plain

終盤にちょっと不満があるし、もう少しやり込み要素欲しかったけど、それ以外は十分過ぎるほど楽しめた。冒険してるって感じさせてくれる良作だと思う。

続編もあるのかどうなのか分からないけど、ランスに代わるシリーズとしてやっていけるのかどうか。今後に楽しみなところです。

 

【青空文庫】二流の人 感想

二流の人

 

 昭和初期に活躍した「無頼派」の代表的作家である坂口安吾の短編小説。初出は「二流の人」[1947(昭和22)年]。舞台は天正18年夏。北条征伐の最中に、黒田如水は家康と会談を行った。優れた戦略家として如水は秀吉に重宝されていたが、この会談から家康に魅了されることなる。天下を取る夢を見ながら、ついに果たせなかった「二流の人」黒田如水の生涯を描いた歴史小説

 

著作権が切れているような古い歴史小説を読む機会はあまりなかったのですが、一度読み始めると中々面白かったので、同じく坂口安吾織田信長(未完)も勢いで読んでしまいました。

歴史小説は、司馬遼太郎とか池波正太郎とか藤沢周平とか有名所はある程度読んでますが、だいぶ気色が違う感じがしますね。哲学っぽいのが含まれているというか、作者から見た歴史上の人物への批評みたいなのが濃い気がします。

織田信長についてはそれが特に顕著で、彼の生き方とか考え方が書かれているという感じでした。最近戦国時代と言っても、温い感じの作品が多いので中々刺激的です。常に死が身近にあったから、明瞭な死生観を持っていたっていうのは、何ともかっこよくはありますが、真似できる芸当ではないですね。

常に生命を賭けているから、いつ死んでも後悔はない。うーん、かっこいい。でも、真似は出来ない。

黒田如水に関しては、秀吉と家康、二人の話も多かったですけど、やっぱり家康は狸、狸って言われてて、大河ドラマとかでもそういう感じに描かれてますけど、イメージしているのは、狸爺を演じている何か、みたいな、狸って言うほど周りを化かしているかなぁって感じが強い。

だから、この人の家康の方が私はしっくり来る。夢や野心はその都度大きくなるもので、最初から狙っていたわけではないとか。

 

 如水と秀吉は、もう何か今でも変わらないなって感じでしたね。昔からの秀吉像が現在まであって、如水のイメージもある。最近如水の大河やってて、ちょっとだけ見てましたけど、あんまり変わりないんじゃないかと。

如水は悪党に成り切れなくて、狙いを天下に定めると途端に二流の人になってしまう。でも、才能は一流。家康が他人の褌で相撲を取る事はしないって書いてありましたけど、如水は常に他人の褌で相撲を取ってましたから、その違いっていうのはやっぱりあるなとは思いました。まあ、関ヶ原では如水も頑張ってましたけど、漁夫の利を狙うのが何とも如水らしいと言いますか。悪い意味ではなくて。

如水は戦国武将の中でもかなり好きな方なんですけど、こういうちょっと抜けてると言うか、突き抜けてないところも魅力だと思うんですよね。なので、結構面白かった。

 

ちょっとだけ出てきた直江兼続も中々面白かったですね。

戦争狂ってところとか、今だと中々書けないだろうなーとか。直江兼続もかなり好きで、上杉景勝の方が好きなんですけど、正義みたいなのを前面に押し出されている今の書かれ方より、戦争狂の方が面白くはありますね。家康と戦ってみたいから兵を挙げた、みたいな。ちょっと突き抜けすぎているとは思いますけど、面白いってのはあると思う。

全体を通して、当時の価値観みたいなのは分からないですけど、今の価値観を盛り込まれた歴史小説とか大河ドラマよりは、面白いと思いました。特に死生観とか、やっぱり現代の考え方を輸入されるとちょっと萎えるっていうのがあって、昔の歴史小説の方が面白いなぁと。

青空文庫はかなり面白い小説揃ってるみたいなので、今後も暇な時には読んでいこうかなと思います。